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- 2023.11.12 Sunday
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ソウルにある3代にわたって受け継がれている韓国菓子のお店「牡丹堂」を舞台にした物語。
1時間半と短めな映画ですが、素敵な作品でした。
私はとっても好き。
工くん以外は(ほとんど)韓国俳優、オール韓国ロケ。
工くん演じる井坂順はフードルポライター。偶然出会ったお菓子屋さんの店主サンウ(チェ・ソンミン)の人柄とお菓子の味が気にいって、記事を書くためにお店に通ううちに、両親をなくし、家族の思い出とお菓子の味を守るサンウに、和菓子店を経営していた自分の家族を重ね、いつの間にがサンウの家族にかかわっていくことになる。
お互い言葉が通じないのに、どんどん話す順の人懐っこさがすごく可愛らしい。
なんだかんだ素の工くんに近い役どころな気がする。
もちろん素は知らないし、プライベートは根暗という側面もある工くんだけど(笑)
プライベートジャーニーとかトーク番組に出ている工くんと被るんだよな。
その人懐っこさと嫌みのない押しの強さに、思わず笑って受け入れてしまう牡丹堂のみんな。
サンウ役のソンミンさんの優しい笑顔が印象的。
牡丹堂は再開発のためやくざに立退きを強要されていて、やくざとのいざこざで怪我して仕事が出来ない兄にかわり、耳の病気でミュージシャンを諦めることになった弟サンヒョクが店を守るためにもどってくる。最後はヤクザの親分を審査員にお菓子対決。
そういう困難って映画の内容として目新しいものではないし、お菓子対決で店を守るっていうのもリアリティはどうなんだろう、なんてツッコミもできなくないんだけど、対決をみせることが目的ではないし、無理に話をドラマチックにしようという気負いやあざとさがないから、素直によかったね、と思える。
それはキャラクター作りにも言えることで、家族の絆とか家族への思いとかそういう気持ちが独り歩きして浮いてこないで、より素朴で誠実に伝えようという気持ちがあるから、観終わった後ほっこりできる映画になっています。
にしてもお店を手伝っている工くんはいつも女物みたいなエプロンしてるんだけど、
それがまたいやに似合わないの(笑)どうしてなんだろう。
でもその似合わなさが可愛くて仕方ないのは私だけでしょうか?
この映画も本編とは別に『ナビゲートDVD』が出てます。
要はメイキングですね。
韓国のスタッフと仲良く和気あいあい。
工くん、かなり好かれてるね〜
という人となりが見える、楽しいDVDなので、本編と合わせてどうぞ。
人と人との、繋がりが素朴に描かれていてよかったです。素直な順を演じている工さんもすごくはまり役だったし、最後の別れのシーンは韓国の方との別れと重なって、本当の涙のような気がして、すごくよかったです。
メイキングDVDも観てみたいです!