10月28日に11,12巻が同時発売になった
『秘密 トップ・シークレット』
ついにフィナーレ(最終回)をむかえました。
1巻を買った時は私まだ10代だったんだよな。
そう考えると流れた月日は長い!!
けれども、色あせない名作です。
ネタバレあり!
今回、最新巻を読む前に1巻から全部読み直したんですが、
ところどころ未解決のままだったものが、伏線として最後には全て解決するという
素晴らしいお手並み!
漫画家さんによって連載開始からラストは決めている人もいればそうでない人も
いるんだと思いますが、清水さんは前者なのかしら。
どちらにせよ、足かけ何年という中で、小出しにした伏線をビッシっと決めてくるんですもの。
私なんて「そう言えば出てきてたよね!」と何度も前の巻に戻るという作業を続けながら
11,12巻を読み終えました。
そして、何といっても心配だったのは登場人物達の行方。
すごく切ないとかかなしい終わりじゃないといいな・・・と読み進めましたら
希望が持てる素敵なラストでした。
エピローグを事件とは関係ない薪と青木のエピソードで締めくくってくれたのも
すごく良かった。
初期段階では、薪は彼が彼である限り幸福とは縁遠いのかしらと胸が痛んだこともありましたが・・・
思った以上なハッピーエンドに私は驚きと共に嬉しいよ!本当!
あれはもうプロポーズといっても過言じゃなくない!?
別に恋愛的な意味ではないけど、「家族になりたい」ってことでしょ!
お話自体は殺人事件、それもかなり特殊で猟奇的なものを扱ってるけど
その中でも人は大切なものをみつけて、幸せになれるという素敵な余白を見せて頂きました。
みんなハッピーが一番!
にしても・・・「黒田洋」って誰!?(←読んだ方にはわかります・笑)
思わずまた1巻から見返してみたけど、わかりませんでした。
ネットで検索したら、多分「どこかの誰かさん」という突然ポッと出てきた人物みたいですな。
コミックではラストのイラストで顔だけは確認できるんですよね。
清水さん、憎いねぇ〜〜
この後まだスピンオフという形で第9設立時のお話が連載されているとか。
私は最近はコミックスになってから読んでいるので、それも出版を待ちます!