原作の面白さは折り紙つきなので、後はどう映画に料理されているかということ。
多少の変更はあれ、原作に忠実に作ろうという姿勢に好感が持てるし、
壮大な物語を中だるみすることなく、飽きさせない流れでうまく纏めていると思う。
特にポール・ベタニーとイアン・マッケランの配役が光っている。
主演のトム・ハンクスは髪を伸ばして、少し痩せたので、当初ラングドンをトム・ハンクスで映画化
と聞いた時の違和感はなかったもののすごくはまっているというわけでもないのだが、しかしそこはオスカー俳優。大作映画に馴染む。
スターがスターたる所以はそういうことなのね。
2006年6月29日UP